透析療法導入基準(末期腎不全)

2017年7月16日

キッド
透析療法には透析導入基準があるって話しをしたけど今回は末期腎不全の場合についてを紹介するよ。

リーナ
末期腎不全は元に戻らないんだよね。
透析を始めるタイミングはいーじーえふあーるを目安にするっていってたね。

キッド
そう元に戻らないんだ。
だけど症状には個人差があるからeGFRだけでの判断ではダメなんだ。

リーナ
じゃあどうするの?

キッド
症状と日常の生活がどれだけ侵害されてるかも含めて考慮する導入基準があるんだ。
点数制だからわかりやすいんだよ。

 

 

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透析療法導入基準(末期腎不全)

 

Ⅰ.臨床症状

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1.体液貯留全身性浮腫、高度の低たんぱく血症、肺水腫
2.体液異常管理不能の電解質-酸塩基平衡異常
3.消化器症状悪心、嘔吐、食欲不振、下痢など
4.循環器症状重度の高血圧、心不全、心膜炎
5.神経症状中枢・末梢神経障害、精神障害
6.血液異常高度の貧血、出血傾向
7.視力障害尿毒症性網膜症、糖尿病性網膜症

これら1~7項目のうち3個以上のものを30点、2個を20点、1個を10点とする。

 

Ⅱ.腎機能

 

血清クレアチニン mg/dl
(またはクレアチニン・クリアランスml/min)
点数
8以上
(10以下)
30点
5~8未満
(10~20)
20点
3~5未満
(20~30)
10点

 

Ⅲ.日常生活障害度

 

尿毒症のため起床できないもの30点
日常生活が著しく制限されるもの20点
通勤通学あるいは家庭内労働が困難となった場合10点

注:年少者(10歳未満)、高齢者(65歳以上)、全身性血管合併症がある場合は10点を加算

 

合計60点以上を透析導入とする。

 

リーナ
ここではクレアチニンで判断するんだね。

キッド
そだね、なんでかはわからないけど・・・

リーナ
投げやりじゃない?

キッド
そ、そんなことはないんだけど。
クレアチニン・クリアランスでもいいみたいだけど、その説明はしてないしeGFRより20~30程高くなるようだし触れないようにしてたんだ・・・

リーナ
いきなり裏話しをぶっこんできたね。

キッド
ま、まぁ、あくまでも目安として考えないといけないってことだね。


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