尿細管

2017年10月23日

キッド
前に話したネフロンの事は覚えてるよね?

リーナ
えっと、血液をろ過する糸球体と、ろ過された原尿が集まるボーマン嚢。そして原尿を再吸収する・・・尿管!

キッド
おしい、尿細管だよ。尿管は腎臓から膀胱に向かう管。
ちなみに糸球体とボーマン嚢を合わせて腎小体と呼ぶよ。

リーナ
ウズウズ

キッド
糸球体は毛糸玉じゃないよ・・・

キッド
でもよく覚えてたね。今回はその尿細管について話すよ。

リーナ
はーい。

 

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尿細管

 

キッド
さっき言ってたように腎小体でできた原尿は尿細管を通るときに必要な物質を再吸収されながら進んでいくよ。

リーナ
それリーナが言ったよ。

キッド
う、うん。大事だからもう一回ね・・・

キッド
尿細管は、近位尿細管を通りヘンレのループというヘアピンカーブをぬけて遠位尿細管へという長い道のりになっているんだ。ヘンレのループは別名ヘンレの罠とも呼ばれているんだよ。

リーナ
へー、面白い。
なんで罠っていうの?

キッド
動物がひっかかるとくくりつけられる罠のような形からきているという説があるみたいだね。

リーナ
そんなのかわいそうだよ。

キッド
ま、まぁ、似てるってだけだから・・・

キッド
その尿細管で吸収されるのは水分・塩分・ブドウ糖などまだまだ必要なものなんだ。
いったんろ過したものを吸収するから再吸収というんだけどね。

リーナ
じゃあ最初からろ過しなかったらいいのにね。

キッド
大きさで分別するのは難しいんだろうね。効率も考えたら一番いいんだと思うよ。

キッド
そして遠位尿細管はまた糸球体の付近に戻ってくるんだけど、そこに存在する傍糸球体装置のセンサーを受けて血圧の調整もしているんだよ。

リーナ
センサー!?
カッコいいね。

キッド
それだけじゃないんだ。尿細管には再吸収と逆に糸球体のろ過機能と同じように不要になった物質を排出する尿細管分泌という働きもするんだよ。

リーナ
も~、どれだけ働くの~!?

キッド
24時間休まず働いてるからすごいよね。
最後にいくつかのネフロンから出てきた尿は集合管と呼ばれる管に集まって、漏斗状になった10数個の腎杯(じんぱい)からすべてが集合する1個の腎盂(じんうとなって、それらが収縮してポンプ機能となり尿管に押し出され膀胱に溜められるんだよ。

リーナ
あっ、ここで尿管が出てきた。

キッド
そう。そして膀胱で溜められた尿は尿道を通って体の外に排出されるんだ。

リーナ
尿細管、尿管、尿道とか腎杯、腎盂とか紛らわしいなぁ。

キッド
まぁ、そう言わないで。ほんとにややこしいのは、尿細管の部分別で再吸収したり排出したりする物質だからまとめてみるね。

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再吸収する物質

 

・近位尿細管ー原尿の2/3を再吸収する。

グルコース・アミノ酸・ビタミンは100%再吸収
水・ナトリウムイオン(Na⁺)・カリウムイオン(K⁺)・カルシウムイオン(Ca⁺)・リン酸イオン(H3PO4⁻)・重炭酸イオン(HCO3⁻)は約80%再吸収
有用物質はNa⁺と一緒に早めに回収される。

 

・ヘンレのループー水・ナトリウムイオン・塩化物イオン(Cl⁻)尿の濃縮

 

・遠位尿細管ー水・ナトリウムイオン・重炭酸イオン

 

・集合管ー最終的な水を調整し尿の希釈や濃縮をおこなう。

 

排出(分泌)する物質

 

・近位尿細管ークリアチニン・薬物など

 

・遠位尿細管ーカリウム・アンモニアなど

 

リーナ
ウニャー

キッド
やっぱりそーなるか・・・


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