レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系

2017年10月29日

キッド
前にホルモンの話しをしたけどレニンってホルモンのことを覚えてる?

リーナ
う~んと、どっちかというとハラミとかツラミが良いかな~。

キッド
そのチョイス・・・あんまりホルモン焼き好きじゃないだろ。
ここはマメって言うべき・・・
じゃなくて

キッド
レニンってのは腎臓から分泌されるホルモンで血圧を上げるんだよ。

リーナ
そーだった。

キッド
このレニンは特に重要な働きをしているから説明していくね。

リーナ
は~い。

 

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レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系
(Renin-Angiotensin-Aldosterone:RAA)

 

キッド
腎臓から発信して血圧の上昇を調整するホルモン系のことを作用するホルモンの名前をとってレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系というんだよ。

リーナ
早口言葉みたい。

キッド
そ、そうだね。

リーナ
血圧上げるだけ?下げるのは?

キッド
良いところに気付いたね。
基本的に血圧を上昇させるための働きなんだ。

キッド
逆に血圧を下げる働きをしているのは心臓から出ている心房性ナトリウム利尿ペプチドというホルモンがおこなっていて相互に作用して血圧を調整しているんだよ。

リーナ
別々の場所なんだね。

キッド
別々の場所なんだけど心臓も腎臓もそれぞれの血流によって調整しているんだ。

リーナ
そっか、腎臓が血圧上げても心臓まで充分に血流が回ってこなかったら血圧下げれないもんね。

キッド
そー。わかりやすく解釈できたね。
腎臓では傍糸球体装置が重要な役割を果たしていて以下で構成されてるんだよ。

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傍糸球体装置の構成

 

1輸入細動脈
2輸出細動脈
3傍糸球体細胞(レニンの分泌)
4緻密班(Cl⁻の感知)
5糸球体外メサンギウム細胞

 

リーナ
前に出てきたセンサーの役割だよね?

キッド
よく覚えていたね。
細かく言うと、傍糸球体装置の緻密班という組織がセンサーの役割を果たしているんだよ。

リーナ
緻密班とかセンサーとかかっこいいね。

キッド
なんだか体内の話じゃないみたいだよね。
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の作用なんだけど次のような経過をとるよ。

 

レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の作用

 

1.腎臓の傍糸球体装置の緻密班が塩化物イオン(Cl⁻)濃度を感知する。

血圧が低くなるとナトリウムイオン(Na⁺)と塩化物イオン(Cl⁻)が低下するため、一定以下に塩化物イオン(Cl⁻)濃度が低下すると傍糸球体細胞に知らせる。

2.緻密班から知らせを受けた傍糸球体細胞はレニンを放出する。

3.レニンは肝臓から分泌されるアンジオテンシノゲンをアンジオテンシンⅠに変換する。

4.アンジオテンシンⅠは肺から産生される、アンジオテンシン変換酵素(Angiotensin Converting Enzyme:ACE)によってアンジオテンシンⅡに変換される。

5.アンジオテンシンⅡは副腎に作用しアルドステロンを分泌するアンジオテンシンⅡ自体にも血管を収縮させる働きがあり血圧を上昇させる。

6.アルドステロンは尿細管に作用してナトリウム、水を再吸収促進とカリウムの再吸収を抑制し循環血流量を上昇させ血圧を上げる。

 

リーナ
複雑過ぎない?もっと簡単にならないの?

キッド
全身の血圧を調整するという重大な作用だから色々な臓器を介して強力で安定した機能を発揮してるんじゃないのかな。

リーナ
たいへーん。


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